Garage

夢はガレージを持つことだった

夢はガレージを持つことだった

夢はガレージを持つことでした。

「諸先輩方からはガレージ作るなら早い方が良いぞ!」

「トシ取ってからだとな〜あ?」

「ガレージが 出来た頃には 気力無し!」

「なんてな〜あ? はははは〜〜!」

40歳を目前にして三人の子供達もそれなりに大きくなってきました。

借家では手狭だし、子供たち、それぞれに部屋を与えてやりたいし、

何よりもバイクを入れる「ガレージ」が欲しかったんです。

家族が快適に暮らせる家を作ることももちろん大切でした。

でも、本音を言えば、

一番最初にアタマにあったのは

バイクを入れるための

【ガレージ】でした。

おりしも、バブルが弾けた後の、

土地価格の下落が止まらないような時期でした。

デフレの時代です。

まだ下がるのか? 

どこまで下がるのか?

底値は見えないけど、

今でしょ! 今しかない!

決断する時がきていました。

自分で設計したマイホームとガレージ

土地の購入を決めて

間取りを考える時期がやってきました。

まずは、間取りの条件を色々と考えて

  • ●各部屋、日当たりが良いこと
  • ●風通りが良いこと
  • ●4LDKであること
  • ●キッチンが最適なところにあること
  • ●クルマが2台駐車出来ること
  • ●1Fの一部をバイクが入るガレージにすること

根が凝り性なものですし、

大きな買い物ですので失敗は許されません。

プランに

しれーっと、

ガレージの項目を入れ込んだんですが、

家内が「何コレ?」と。

まあ、間取図を作るから、

ソレをみながら話そうか?

って言うことで土地の平面図をもらってPCに読みこませ、

A3用紙に収まるように、1/100?スケールで

イラストレーターを使って、間取り図を作りました。

▪️左が2F ▪️右が1F

これが結構面白くって、

夜な夜なPCとにらめっこ。

家の間取り素案が出来上がりました。

ガレージ中心の間取り

リビング、キッチンがメインの配置になっていて

(便宜上、そう言うことにしてます)

ガレージは駐車場からアプローチして、

そのままバイクを出し入れする計画です。

我ながら傑作です! 

ウフフ〜〜!

駐車場の地面(ソト)と

ガレージの床面(基礎面)を同じレベルにして、

サクッとバイクが入るレイアウト。

シャッタではなく扉仕様にしました、

シャッターのあの

「ガラガラ〜ガッシャン!」

って音がだめでした。

この図を見るやいなや、

家内がひとこと。

「何、コレ?」

「ここは普通、和室でしょ?」

「なんでガレージなのよ?」(怒)

「あ〜、いや、ほらソコは北側で日当たりが悪いところだから畳部屋にしても、あまり使わないよ?」

とかなんとか、屁理屈こねて、

あの手、この手で

なんとか説得。

とりあえず希望の間取りを決めました。

工務店へ建設を依頼

後日、

間取り図をプリントアウトして、

いざ工務店へ!

営業担当君と設計担当者と打ち合わせの席です。

工務店側も幾つかの素案を準備してくれていました。

どれもこれも、普通の家の間取りで、

よく考えられています、が、

当然、ワタシの希望のガレージなんてありません。

一通り、説明を聞いた後に、

こちらで用意した間取り図を提示しました。

「???あの〜、、、コレは、、、ご自分で作られたのですか?」

と設計担当者さん

「はい!私どもの希望を入れ込んで間取りを考えてみました?」

とワタシ(ども)。

「まずかったですか?」

「いや〜〜、少々お待ちください・・・」

しばらくすると、

「設計部長を担当させて頂いております○○と申します、よろしくお願いします」

「こちらがご希望の間取りですか?」

と、ご年配の、いかにも設計部を取りまとめている

お偉いさんが出てきちゃいました!

「はい、1階ににガレージを作って、バイクを入れたいのが希望です」

「・・・・・・・う〜ん」

「こう言うお客様は珍しいと言いますか、はじめてで、、」

「失礼ですが、どう言った・・ご職業でらっしゃいますか?」

「はい、一応、工業製品のデザイナーが生業なので。。。」

「あ〜、なるほど・・・・」

相当、驚かれたようで、

設計部長さんも困惑ぎみでした。

「拝見させて頂いた間取りは基本的に問題ございません」

「こちらを元に、詳細を検討させていただき、後日、素案をご提示させていただきます」

と、まあ、ひと安心。

ガレージの特徴

居住区優先のレイアウトのために

ガレージはいびつな床面形状になっています

(ガレージ形状のイラスト)

いわゆる四角い長方形ではないのです。

玄関の間取りの為に一部、シワ寄せが来て

三角地帯が出来ていています

そこに三人の子供達が使っていたお古の勉強机を置いて

PCを置いて書斎っぽく使う算段です

1階の基礎部から2階の部屋の床下までがスペースなので

床面積の割に高さがあって

上部には広い棚を設置して、

色々とモノがおけるスペースを想定しています。

あれこれ考えた末の賜物です。

マイホームとガレージが建つまで

2003年のことでした。

ここに家を立てると決めたのは。

その当時、土地の西側はまだ田んぼでした。

購入した土地は低地で荒川が氾濫すれば

水浸しになるような地域ですが

予算の関係上、致し方ありません

一応、東南の角地です。

いざ、売却する場合は条件が良いみたいです。

地下3mあたりに割と硬い地層があるらしく

ソコまでコンクリートの支柱のような基礎を設置する工事が始まります

「湿式改良柱体工事」と言うようです

要所要所に、30本、支柱を施行します

柱を埋める箇所を掘り起こして

その土と凝固剤(多分コンクリート?)を混ぜて

その穴に埋め直す、みたいな工法です

設計通り、ライン上に設置されているかの確認画像ですね。

その上に基礎のコンクリートが施行されています

まだ枠組みが残った状態ですね

基礎が出来上がって、いよいよ木材が組み上げられていきます

耐震設計商品でガッチリ作られています

どこにピアノを置いても大丈夫な設計らしいです。

1階部分が出来てきました。

写真を見る限り、通し柱が2本?

確か設計上は3本だったはず?

ま、いいか?

骨組みが出来上がってきて、家の形になってきました

分かりずらいですが

ここがガレージになる部分です

壁がないので分かりませんよね?

「バイク置場」と書かれているところがガレージです

10.21㎡=3.09坪=6.3畳の広さです。

2階に上がる階段の下に当たるスペースがあって

ソコには壁際に寄せてバイクが入るんです!

イラストのように階段下にバイクが入ります▼

縦に2台バイクが入るレイアウトです

イラスト図の作業台と書かれているところに

子供達が使っていた勉強机を置いてソコにPCを置いています

ワタシの書斎的なスペースです

ここですね。

机の隣のスペースではたまにフライを巻いたりしています。

20年以上を経て思うこと

ガレージが出来立ての頃、

XR250Rは階段下のスペースに押し込まれて

ママチャリに囲まれています

当時、ここの主はゴールデンのルク先生でした。

賢い仔でしたね。

その後ろには当時購入したばかりのハーレーが置かれていました

この頃はハーレーが主役だったんですね?

出しやすい場所に鎮座しています

その後、1年ほどで売却してしまうんですけど。

コロナ禍、

在宅勤務はガレージで行っていました

この写真は多分5月頃ですね

気持ち良い季節で

ガレージのドアを開け放して仕事してたようです

ガレージ入り口から奥をのぞむと

三角地帯の座席の様子が分かりますね

勉強机が見えます

入って左側には工具類を壁に並べています

工具類は赤い鉄製の工具箱に入れるのが憧れでした

でもそれを叶えると床面積が減ってしますので

壁掛け式にしました。

これはコレで利点があります

必要な工具がすぐに取り出せるし

整理していれば見栄えも綺麗です

バイクの上部には棚を設置して、

キャタツでのぼる仕様にしてあります

時々猫ちゃんが登ってしまって

降りられなくなったりします(笑

椅子に座って見上げるガレージの様子はこんな感じです

ガレージの今

あれから、かれこれ20年以上がたちました。

バイクは2台が縦に配置できるレイアウトですが

今はバイク1台、XR250Rだけ

自転車は2台が気持ちよく収まっています。

これまで、バイクは何台か入れ替わりましたが、

最後まで残っているのはやはり、

このXR250R ME06 です。

この子がこのガレージのヌシなんですね。

だから『タイキぱぱのおもちゃ箱』

30歳を過ぎた息子のタイキ君が

孫を連れて時々遊びに来ます。

彼がしみじみと言うには、

『オヤジ、このガレージ、めっちゃ、良いよな!』

『俺は建売を買ったけど、こう言う家にして貰えばよかったな〜って思うよ。』

『オヤジのオモチャ、全部ここに収まってんじゃん!』

と。

そうです、このガレージがまさしく、

ワタシの遊び道具がすべて収まっているオモチャ箱、

『タイキぱぱのオモチャ箱』なんです。

もしかすると、ワタシがいなくなった後も

このガレージは

息子が、そして孫が、

引き継ぐかもしれませんね?

ジイジ〜! ココって、ジイジの秘密基地みたいだね!』

おしまい