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世界最大の湿地帯ブラジルパンタナルとボニート旅行記 2008

(リライト記事)

はじめに

この記事では我が家のパンタナール・ボニートへの旅行記 2008の記録とツアーの詳細を解説します。

パンタナル Pantanal というとどんなジメージを思い浮かべますか。

南米大陸にある世界最大級の湿地帯でワニがウヨウヨいる。

釣り人の天国、ピーコックバスがバンバン釣れる。

色鮮やかな野鳥が飛び交ってる。

そんなイメージでしょうか。

(パンタナルのカイマン)

私も行ってみたい!

家族で行きたいけど、どんなところなの?

色々知りた〜い!

という方に情報をご提供できるように綴ってみます。

目次

  • はじめに
  • パンタナルってどんなとこ?
  • パンタナルへの経路
  • 宿泊施設
  • ロッジ内の様子
  • アクティビティ
  • ホーストレッキング
  • カイマンの観察
  • 野外トレッキング
  • カヌートレッキング
  • トレッキング
  • ナイトツアー
  • 食事
  • 野外動物観察トレッキング
  • Cachoeira Boca da Onça(ボッカ・ダ・オンサ滝)
  • Gruta do Lago Azul(蒼の洞窟)
  • ボニートの街
  • Rio Sucuri Flutuação(スクリ川くだり)
  • Rio Formoso(ラフティング)

パンタナルってどんなとこ?

南米大陸のほぼ中央に位置する世界最大級の湿地帯、それがパンタナルです。

湿地帯というといつでも水をたたえていて、ボートなどで移動するイメージですが、パンタナルには雨季と乾季があります。

我が家が訪れたのは年末のクリスマス休暇時期でした。

この時期は北の方から大河が氾濫して水が増え始める時期だそうで、私たちが宿泊する南パンタナールロッジの周辺はまだその水が到達しておらず、カラカラに干上がっている状態でした。

株式会社 アルファインテル (ALFAINTER TRAVEL INC.) 様HP出典】

上の写真は「カイマンロッジ」という施設です。

我が家がお世話になったロッジ。

空撮の素敵な写真が株式会社 アルファインテル (ALFAINTER TRAVEL INC.)様のサイトに掲載されていましたので借用させていただいてます。

ママさんと長女の二人が立っているところは上のロッジの写真の左上、青々とと水をたたえているところ。

12月のこの時期はご覧のようにカラカラに干上がっています。

3月にかけて徐々に水没してゆくんだそうです。

雨季にはココが水を満々とたたえてロッジ周辺までワニがやってくるそうですよ。

パンタナルへの経路

我が家はサンパウロに在住していましたので出発地点はサンパウロのコンゴーニャス空港。

カンポグランジ空港までは飛行機での移動です。

約1000Km 2時間弱の飛行時間。

(google MAP)

早起きをして空港に移動したので子供達は眠たそうです。

お姉ちゃんの足の上には iPod-mini が。

まだ、iPhoneが世の中に出てくる前です。懐かしいですね。

2時間弱のフライトなのであっという間です。

地方空港特有の降り立つところは滑走路。

バスのお出迎えはなく、テクテクと空港建屋に歩いていきます。

空港建屋も平屋建てでいたって簡素。

ちなみにCAMPO GRANDE は 「大きな庭」の意味です。

空港に到着してガイドさんを探します。

到着ロビーで我が家のネームカードを掲げたガイドさんと無事に合流して空港から宿泊施設までクルマで移動です。

これがまた長距離移動なんで〜す。

今回は我が家の5人だけ。

白いバンに乗り込み移動します。

4時間くらい揺られたでしょうか?

こんな道を延々と。。。。
途中のレストランでお昼ご飯です。お土産屋さんも併設されてて、いろんなお土産が置いてありますよ。
(google MAP)

で、たどり着いたのがこちら。

「カイマンロッジ」

Caiman Ecological Refuge

宿泊施設

パンタナールではほとんどの宿泊施設は平屋建てのロッジ風で、豪華な施設は存在しないようです。

雨季と乾季で水位が大きく変化する川沿いの地域では高床式の建物が主流。

大抵の宿は電気が通っていて、室内はエアコンが完備されています。

お風呂は基本、温水シャワー。

日本のように湯船はありません。

ロッジの周りは本当に自然だけでレストランや売店はないので、食事はロッジで3食付きが普通です。

水は地下水を利用していることが多く、排水は独自の浄化システムを採用しているため、トイレには紙を流せません。

まあ、これはブラジル全土同じです。

ウ▲チ君の付いた紙はトイレ備え付けのゴミ箱に入れるんですヨ。

日本人には抵抗があるかもしれませんね?(笑)

2008年時点でブラジルでは日本のようなお尻を洗浄してくれる便座は見たことがありません。

昔ながら、紙で拭くのが基本です。

2022年現在、どーなんてるんでしょうか?興味があります。

本日のお宿、カイマンロッジに到着。

平家作りでいい感じです。

ロッジ室内の様子

ツインベットで二人部屋。私と息子ちゃんのお部屋です。

玄関の下に隙間が見えますね?あそこからカエルやヤモリ、イモリ、コウモリ、なんかが入ってきます。

息子ちゃんは平気なのですが隣の部屋の女性陣はキャーキャー言ってました。(笑)

洗面所も清潔感ある設備です。

暖炉がありますが、寒くならないので使われることはないでしょう。全体的に清潔で、過ごしやすい施設です。

https://pantanaltours.com/lodge/caiman-ecological-refuge

ロッジのサイトに紹介動画がありましたので貼り付けておきます。

アクティビティ

12月の南半球は真夏の真っ盛り。

しかも南米大陸の中央部なので気温は高めで乾燥しています。

日中は40℃前後まで上昇するので、アクティビティは基本的に早朝と夕方に行われます。

気温が40度近くまで上がる日中は、屋外でのアクティビティーは無く、ビジター(宿泊客)はエアコンの効いた室内でのんびり過ごすか、プールで水遊びをして過ごします。

もちろん子供達はプール。

アクティビティーメニューはそのロッジごと、曜日ごとに決まっています。

月曜日のAM /野外観察 PM /湖でカヌーイング

火曜日のAM /ホーストレッキング PM野外観察

水曜日のAM /ワニ観察 PM資料館見学

木曜日のAM /サファリカーで動物観察 PM /サファリカーで夜の動物観察

・・・と言ったように。

それぞれ担当のガイドが付いていて、丁寧に、親切に説明してくれます。

これらのアクティビティには、ロッジ宿泊客、全員で参加するのです。

ホーストレッキング

この日の午前のアクティビティーはホーストレッキングです。

馬なんて乗ったことないのに大丈夫なんでしょうか?

先ずはロッジからサファリカーで乗馬ポイント(牧場)まで移動します。

牧場のガイド(牧場主)さんから乗馬に関するレクチャーを受けます。

・絶対に馬の真後ろに立ってはいけない。

・馬には左側から乗る

・手綱はむやみに引かない

などなど、ポルトガル語と英語でレクチャーされます。

それぞれ、各人の体格に適した馬があてがわれます。

末娘には小さい個体、ドイツからの太ったおじさんには一番デカイ馬、みたいに適材適所があるようです。

「え〜でそれでは、乗ってみましょう!」

「え?」「それだけ?」

お馬さんはよく調教されていて自動操縦です。

リーダーの馬に勝手に付いていくので馬上での操作はいりません。

手綱を片手で握って(カウボーイスタイル)落ちないように鞍の前の出っ張り部を持って乗っているだけですよいのです。

このアクティビティーは早朝からお天気も良くてとてもきもちいトレッキングです。

途中、木陰で休憩します。

お馬さんも人間も水分補給。

腰から下げているプラスチックのコップが各人に配られていて、ガイドがそれに飲料水を配ってくれます。

宿泊者同士、打ち解けて思いおもいに会話が弾みます。

「どこから来たの?日本人?」

「サンパウロからです」

「あなた方は?」

「ドイツからよ?」

ってな感じです。

末娘ちゃん、ご機嫌です。

最初は馬に乗るのがちょっと怖かったですが、お利口さんな馬たちで、安心して移動できました。

このホーストレッキングは超〜楽しいですよ。

末娘ちゃんはすっかりお馬さんにハマってしまいました。

今回は乾季だったので草原を移動しましたが、雨季はココが水没するので馬で移動するのがベストなんだと思います。

雨季はこんな感じ。

カイマンの観察

パンタナルのワニはカイマンという種類のようです。

も〜、それこそ、水辺にはそこいらじゅうに生息しています。

午後のアクティビティもサファリバスに乗ってロッジを出発。

ワニのいる池というか、湖に向かいます。

「注意点があります・・」と説明しているガイド君のすぐ足元までワニが。。。

ガイドの二人が湖のほとりに降りて行って、バケツをバンバン叩いてワニを呼び寄せます。

しばらくすると、ワニがゾロゾロと餌を目当てに寄って来て。。。

え?マジ?ヤバくね?

そんな、近くまで?襲われたらヤバイじゃん?

普通はそう思いますが、我が家族は・・・

「わ〜、ワニが来たよ〜すご〜い!」

「え〜怖くないの?」

「カワイイじゃ〜ん!」

どうも、ココのワニさん達はエサが豊富で、飢えていないんだそうです。

湖には魚がイッパイいて、いつも満腹なんだそうで、滅多にヒトに襲いかかって来ないらしいのです。

でもね〜? そんな至近距離のワニなんてさ〜あ?

「怖え〜〜〜〜〜〜〜よ!」

野外トレッキング

午後の部、野外トレッキングのようです。

今度はどこに行くんでしょう?

先ずは資料館から。

パンタナルの歴史や地形などをパネルで説明しています。

パンタナルに生息する動物や鳥などを写真や資料で解説してくれていますが、屋外に出ているほうが楽しいのでしょう?

子供達はサッサと資料館を出て、中庭でくつろいでいます。

解説も英語とポルトガル語なのでなおさらです。

カヌートレッキング

カナディアンカヌーに乗って湖を探索します。

なぜか記録写真が見つからないのでWEBから画像を拾って来ます。

このカヌーツアーはよく考えると前日のワニがウヨウヨいた湖です。

ワニ観察スポットとは違う場所に集合して、カヌーをあてがわれます。

ライフジャケットを着てパドルを渡されて、

「ハイ!どーぞ!」

「一艘に2人から3人で乗ってください!」

「え〜それだけ?」

そんな感じで、なんとなく始まります。

我が家は私と息子ちゃんのカヌー、ママと娘二人のカヌーの2艇に分かれて出発。

他のビジターのカヌーと合わせて10艇くらいでアクティビティー開始です。

よく見ると湖面のそこら中にワニがいます。両目だけが水面上に出てるアレ。

近づくとズポッ!っと潜って行きます。

綺麗に見える湖ですが転覆だけはごめんだわ!

岸辺を見るとそこにもワニがウヨウヨと日向ぼっこしてます。

カピバラや名前がわからない小動物があちらこちらに生息していて、周辺の樹々にも野鳥がいっぱい観察できます。

トレッキング

森の中を散策してガイドさんがその都度説明をしてくれます。

英語とポルトガル語なので頭に入って来ません。

日が傾いて来て終了となります。

ナイトツアー

ナイトツアーで運がよければ「オンサ」(ジャガー)に出会えるそうです。

残念ながらオンサ出没の情報の元、みんなでサファリトラックに乗って出かけましたが出会えませんでした。

You Tube動画でお楽しみください。

夜は満天の星空。

天の川までクッキリと見ることが出来ます。

南半球なので南十字星も確認できました。

食事

夕飯は宿泊客が全員集まって来て、レストランで振る舞われます。

その日のメニューは決まっています。

食後にはデザートやコーヒーなどが用意されています。

至れり尽くせりです。

画像が薄暗いですね。

この頃のデジカメってこんな性能だったんですよ。

ナイトモードとかにしてもこんな感じです。

もっといい画像を残しておきたいですね。

野生動物観察トレッキング

今回は小動物や野鳥を見に行くようです。

この日は、歩き疲れました。

カイマンロッジでの宿泊とアクティビティーはこんな感じです。

子供達には大好評でしたので、是非お子さんを連れて訪れてはいかがでしょうか?

さて、ロッジを後にして次の街に移動です。

お次は滝巡りと川下りです。

Cachoeira Boca da Onça(ボッカ・ダ・オンサ滝)

カイマンロッジからミニバンで2時間ほど移動します。

どうやら「滝」を見に行くようです。

「オンサの口の滝」だそうです。

オンサとはブラジルの中部に生息しているジャガーの一種。

ロッジのナイトジャングルツアーで見ることができなかったアレです。

オンサってこんな動物。(WEBサイトより)

さて、どんな滝なんでしょうか。

ピックアップトラックに乗り換えて移動します。

Gruta do Lago Azul(蒼の洞窟)

受付でガイドさんから白いヘルメットを受け取ります。

さながら、底抜け脱線ゲームです。(笑)

しばらくすると鍾乳洞の入り口に到着。

結構な急角度で石段を降りて行きます。

降り切ったところに「蒼い湖」があります。

ココの撮影は難易度高めです。

薄暗くって、デジカメでは太刀打ちできませんよ。

三脚持ってこないと。

なんでこんなにコバルトブルーなのか?

ガイドさんがポルトガル語で解説してくれますが、まったく聞き取れませんでした。(涙)

ボニートの街

蒼の洞窟からすぐ近くの街がボニートに移動します。

「ボニート」とはポルトガル語で「キレイ」の意味です。

日中、子供達はホテルのプールで遊ぶというので、奥様と二人で街中を散策してみます。

小さな街なので歩きで充分です。

気温は40℃近くありますが、乾燥しているのでそれほど不快ではありません。

青空と白い雲が印象的です。

JACAという果物のアイスを頂きます。

Rio Sucuri Flutuação(スクリ川くだり)

デジカメの水中パックをわざわざ買って来ていっぱい写真撮ったのにそのデーター、どこ行っちゃったんだろ?見つからないよ〜お。

Rio Formoso(ラフティング)

O passeio de bote no Rio Formoso de Bonito MS

お次のアクティビティーはラフティングです。

ゴム製のボートにまたがって川を下って行きます。

ラフティングで疲れてハンモックでお昼寝タイムです。

今日はココまで。

この後はまだ工事中でーす!

この記事は家族旅行の記録を兼ねています。

駐在中に無料ブログに記載していたのですがそのブログは廃止されてしまい、今回リライトしてみました。画像データーがまだまだあるはずなので探してみます。

いかがだったでしょうか?

旅の楽しさは伝わったでしょうか?

皆さんも南米に訪れる機会がありましたらぜひとも

Pantanal と Bonito に訪れて見てはいかがでしょうか?

オススメのエリアです。

って、行かねーよ、南米まで! ですかな。

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